国際結婚をしてから1ヶ月が過ぎました。
改めて「俺、結婚したんだなぁ~」と思う今日この頃です。
スポーツカーが大好きでコンピューターなお仕事の私。
モテる要素が全く無い私が結婚したんですから。
しかも国際結婚。
前回の日記は結婚報告のみなので、ココで妻との出会いから現在に至るまでを書いてみようと思います。
妻とは単なる顔見知りでしかありませんでした。
顔見知りですから手を繋ぐなんて事も一切ありません。
妻は出会った当時の事を振り返ると、「イケメンではないけど人間的に悪くない」とは思ってくれていたようです(笑)
一方、私は「外国人かよ!スゲー!日本人より日本語うまっ!」とだけ思っていました(笑)
2011年の冬。
神戸の海で妻と出会いました。
色々あって妻の方からお付き合いを言われましたが、「俺とは住む世界が違い過ぎる。俺とお嬢様では釣り合わない。」という理由でお断りしました。
とりあえず、これが「お友達」としてのスタートではありました。
という前振りをしておきます(笑)
2012年2月上旬。
私が過去に例を見ないほどの風邪で体調を壊し、動く事も喋る事も困難になりました。
その時、真っ先に駆けつけてくれたのが彼女(妻)でした。
頼みもしないのに飲み物や食料、お薬を買ってきてくれたのです。
さらに、寝ずの看病と病院への付き添いも。
私の中で「結婚するならこの人が良い」と感じ、意識朦朧とする中で「俺と結婚してくれないか」と呟きました。
彼女は「何言ってんの。身体治してから言いなさい。」と一蹴。
身体が完全回復した後、初めて結婚を前提にお付き合いする事となりました。
「浮気したら刺すからね」と言われつつ(苦笑)
2012年2月中旬。
彼女が突然、仕事の都合で東京へ行くことに(4月から)
引き止めたい気持ちは言うまでもありませんでしたが、「私、日本と本国を繋ぐ仕事をするために日本へやってきた。その夢がやっと叶う。だから行かせてほしい。」と先に言われたわけです。
東京行きが決定した事を受けて、両家の間で「結婚」の段取りが急ピッチで進められました。
2012年4月1日午前8時25分。
阪急三国駅で彼女と離れ離れになりました。
6月に結婚する事を約束して。
後日気付いたのですが、私の愛車に彼女の落書きがありました。
2012年4月2日以降、何事も無かったかのように私は大阪で、彼女は東京⇔上海・青島・杭州・北京・釜山などで仕事をしていました。
5月25日。
彼女のご両親が日本へ初来日。
目的はもちろん私との結婚式へ参列するため。
ご両親は彼女と共に東京観光をして日本を満喫していました。
6月1日。
私は夕方に神戸発のスカイマークに乗って長崎へ。
久しぶりに両親と再会し、独身最後の酒を酌み交わしました。
6月2日。
1日遅れて彼女とご両親が長崎へ(羽田発)
長崎空港で初めて両家が顔合わせをしました。
長崎市内到着早々、四海楼でちゃんぽんを食べ、グラバー園を観光。
ご両親と言葉は通じませんが、彼女の通訳で意思疎通はできました。
6月3日。
朝9時、長崎市役所で婚姻届と大使館発行の書類(妻の翻訳付)を提出。
休日であるため守衛室への提出となりました。
ココで初めて「彼女から妻」へ変わりました。
義父は私と妻の手を取り、「二人力を合わせて頑張れ」と言いました。
妻が大粒の涙を流した事が印象的でした。
そして、結婚指輪が二人の左薬指に。
夜は一族揃って「飲めや歌えやの大宴会」でした(笑)
6月4日。
義父が「海釣り」をしたいと言うので連れて行きました。
義父にとっては初めての海釣り(上海ではできないらしい)
長崎の海に感動していました。
そして、紳士なフリをしながらも鯖を50匹以上も釣り上げてニヤけ顔。
これがキッカケで、長崎滞在中に空き時間が出来た時、必ず釣りに行っていました(笑)
#釣れ過ぎて毎日鯖でした・・・
6月6日。
ガーデンテラス長崎で結婚式をしました。
妻はウエディングドレスは普通に着こなしていましたが、和服姿は新鮮でした(笑)
その夜は妻とスイートルームに宿泊(なぜかご両親も隣のスイートルームに宿泊)
贅沢な時間を過ごしました。
#実は10月に妻の本国で盛大な式を行なうため日本は地味にしました。
#日本はブライダルというだけで価格がおかしいし・・・
結婚式後、再び離れ離れの生活に戻りました。
7月6日。
ちょうど1ヶ月ぶりに妻と再会。
妻と共に埼玉にいる親戚に会いに行ったり、区役所へ妻の名を登録に行ったりしていました。
妻は独身時代に日本の永住権を取得しているため、日本国籍を必要としません。
しかし、日本人と結婚した以上は日本名が必要という事で、「Takayanagi」を名乗れるようにしてきたわけです。
妻の外国人登録書と、婚姻の事実を証明する戸籍謄本を見せるだけでアッサリ完了。
7月14日。
つまり、この日記を書いている現在。
妻は東京、私は大阪という、いつも通りの生活を送っています。
これから先、この離れ離れの生活を改善すべく1つの決断をしています。
生まれてくる子供の事を考えると、夫婦別居状態は最悪でしかありません。
10月に行なう2度目の結婚式までには改善する必要があるのです。
国際結婚。
文化の違いはありますが、結局は個人と個人。
日本人同士とあまり変わりません。
お互いを尊重すれば何とかなるものです。
見た目と遺伝子が少し違うだけで同じ人間ですから。
私が国際結婚を通じて「良かった」と感じる事は、グローバルな視野で物事を考えるようになった事や、自宅にいながら妻に外国語を教えてもらえる事。
3ヶ国語を華麗に操る妻だけに、私が妻から吸収できる(したい)事は生涯尽きないでしょう。