先週、二胡を買った日記を書きましたが、今回はその続編を。

まず、私が購入した二胡について調べてみました。
製作者は蘇州の名師である「陳輝」氏の作品で、木材はおそらく花梨。
詳細は不明ですが、そこそこ年季の入った一品です。
付属品に安い弦があったため、今現在装着している弦も同じだと思います。
弓はまだまだ使えそうな感じ。

そのため、新品の弦などの消耗品を中国から仕入れている最中です。
だって日本で買うと5倍以上の価格になるんですもん。
その中でも一番重要なチューナーが先陣を切って届いたため、最低限弾ける状態にはなりました。

教本もない完全独学状態がスタートしたわけですが、
まずは中国語の説明書を見ながら「キーコキーコ」しつつ音を合わせていきます。
私も長年音楽をやっていたためか、チューナーがなくてもほぼズレはありませんでした。
しかし、基本は大切ですから間違った音を覚えないようにチューナーを使いましょう(笑)

そして、初めて弓を引きます・・・
二胡:「キーキューギーギーギー」
私:「なんじゃこりゃ〜(松田優作風に)」
二胡:「プーギーキーキーキュルッキュー」
妻:「何その騒音・・・」

youtubeでプロの演奏家の姿勢や弓の持ち方&引き方を真似てみる事に。

二胡:「ブーーーーーブーーーーー」
私:「二胡らしい音が出たぞ!」
二胡:「ブーーブーーーブーーブーーーー」
私:「あれ?音階が少ないな・・・」
私:「まじか!内弦と外弦って別々に弾くのか!!」
二胡:「ブッブキュキュキュキュキューーー」
私:「こ、これはむずい・・・でも楽しい!」
妻:「自分では出来てるつもりでも、周りから見ればうるさいだけだよ。せめて曲になっていれば・・・」

弓の引き方と弦の押さえ方がわかったところで「バラが咲いた」にLet’sチャレンジ。
やればやるほど音も安定し、それっぽく聞こえるようになってきました。
ビブラートに関しては最初からそれっぽくできました(ギターもやってたからかな?)
とりあえず、私としての難関はズバリ弓です。
弓をアップダウンさせるタイミングはもちろんですが、内弦外弦の使い分けが難しい(脳内スイッチの切り替え)
弓に集中すると左指がおろそかになって全てが乱れます。

今はまだこのレベルですが、今まで色んな楽器をやってきた中で一番楽しい。
これは中毒になりますよ奥さん!!

音楽に関しては色んな意見があると思いますが、二胡に関しては独学を貫くつもりです。
上達は遅いかもしれないけれど、「なぜ?どうして?」というプロセスが楽しくて仕方がない。
むしろ、それを自分で克服してこそ素晴らしい演奏ができる楽器なんじゃないかと思ったりしています。
#私も小学校1年生から長年ヤマハのエレクトーン教室に通っていましたけどね
基本は基本として学びつつ、優等生の演奏ではなく自分らしい演奏を目指すために、あえて苦難の道を歩む事にしました。