二胡を買いました。
モノは木曜日か金曜日に届く予定なので、届いたら写真を撮って公開したいと思います。
高いものではないけれど、初心者には十分な一品です。
今回、二胡の購入に当たっては非常に苦労しました。
ニシキヘビの皮がワシントン条約によって禁止されているのはもちろん、モノによっては象牙が使われていたりもするわけです。
だからこそなのか、日本国内における二胡の価格は中国の4〜5倍以上で販売されています。
そのため、どうしても個人輸入をしたくなるものです・・・
まず最初にやった事は中国の楽器店への問い合わせ。
【蘇州の楽器店】
私:「○○氏が製作したこの二胡を買いたい。CITES(サイテス)を取得して日本へ送る事はできるか?」
楽器店:「今までに何本もの二胡を日本へ送ってきた。CITESがなくても大丈夫。」
私:「○関はどうすんの?特別な方法があるのか?」
楽器店:「実は○○と○○はダメだが○○の方法を使えば届けることができる。」
私:「むむぅ。大丈夫つったってリスクはあると思うぞ・・・」
【上海の楽器店】
私:「○○氏が製作したこの二胡を買いたい。CITES(サイテス)を取得して日本へ送る事はできるか?」
楽器店:「中国へ来て自分で申請した方がいいよ。10日ほど掛かるけどね。」
私:「国際郵便は無理?」
楽器店:「○関の職員には無知な奴や権力を振りかざしたいだけの奴がいる。そんな奴に当たったら正規の手段を踏んでいても没収のリスクはある。だから本人が正規の手順を踏んで自分の手で運んだ方がいい。」
私:「安物だったら諦めもつくけど、高価なものだったら嫌だもんなぁ・・・」
私:「よし、わかりました。長期間上海にいける時があればお願いします。」
そこで私が下した決断は「合皮の二胡を輸入するorヤフオクで買う」の2択でした。
正直、中国価格に近くて良いモノであれば10万円オーバーでも良かった。
しかし・・・
ヤフオクに出品している二胡の専門ショップがヒドイったらありゃしない。
入札こそしませんでしたが、高値にならなければ残り1分を切った段階で出品取り消し。
全ての商品が連日同じように「出品しては取り消し」の繰り返しで、他のIDのショップも同じやり方(複数IDの同じショップかもしれないが)
以前から「ヤフオクの悪い点」として指摘されているようですが、終了時間まで拘束された上に買えないなんて馬鹿らしい。
考え方を変えれば「1年保証するだの詳しいスタッフがたくさんいるだの、良いことばかり書いてるが信用できないショップ」なわけですよ。
途方に暮れた私は「合皮で安物の二胡を輸入しよう。本物の二胡が手に入るまでの繋ぎだ。」と割り切り、トレッサ横浜の南棟駐車場から上海の楽器店に連絡をしようとしたその時!!
私に天使が微笑みました(謎)
詳しくは書けませんが、日本国内の方からお譲り頂ける事になりました!!
中国政府が規制を掛ける前の古い二胡ですが製作者の刻印があるものです。
そんな二胡がまもなく我が家にやって来ます。
昔、音楽をやってた事もあって数字譜を瞬時に五線譜にするのは問題なさそう。
頑張って「きらきら星」から練習して「情熱大陸」を弾けるまでになりたい(笑)
ウチの妻は二胡に全く興味がないため、「二胡の事は自分で決めて。欲しければ自分の判断で買って。」という反応。
私としては「旦那が困ってるんだから情報収集や楽器店とのやりとりを手伝って欲しい(言葉の壁が大きい)」という気持ちがありましたが、最後の最後まで手伝ってくれる事も相談に乗ってくれる事もありませんでした。
結果として日本の方から譲って頂く事になりましたが、二胡の主な仕様はもちろん、ワシントン条約やら二胡の作者&シリアルナンバーの見分け方まで多くの知識を吸収しました。
今週末から独学で「キーコキーコ」したいと思います(笑)