上海帰省② 〜仕事編〜

 

中国に行って感じたことは、「日本は中国に勝てない。引き離されるのみ」というもの。
仕事をする上での風潮やマインドが羨ましいとさえ思うほど。
では、何が違うのかを書いていきます。

【今の日本の働き方】
おそらく、上場会社でも多くの会社に言える事だと思うのですが、
日本は仕事に「やりがい」「努力や根性」を求める傾向にあり、みなし残業という名の低賃金・長時間労働で、どんなに頑張っても給与に変動がない働き方。
マシなのは東証一部の大手企業くらいでしょうか。

【中国の働き方】
頑張ったら頑張っただけ報酬を得られる。残業代もきちんと支払われ、みなし残業など存在しない。
やりがいなどの精神論はなく、「労働の対価」が明確に示されている。
だからこそ、みんな頭を使っていかに稼ぐかを真剣に考えている。

たったコレだけの違いを見てどう思います?
すでにGDP3位に転落した日本において、今のままのマインドでは引き離されるしかありません。
消費税増税や移民政策などで、更なる苦難を強いられることになりそうな日本国民は耐えられるのでしょうか。
私は「それなりに耐えはするだろうが貧困化が進む」と考えています。
将来を悲観するだけでなく、子供に日本脱出を目指してもらいたいとさえ思う。

ココまで書いたら「そんなに日本が嫌なら出ていけば?」と言われそうですが、本音を言うと「出ていける環境があれば」出たい。
逆に私も「今の日本が好きか?」と問いたい。
そう、たぶん同じ日本人なら気持ちは同じだと思う。
できる事なら何とかしたいでしょう。

上海帰省① 〜人間編〜

 

予定通り11月22日から上海へ行ってきました。
今回は「私から見た上海人の人間性」にスポットを当ててみようと思います。

【行きの機内にて】
11月22日、羽田空港から中国東方航空の飛行機に乗り、上海は虹橋空港へ向かいました。
2列シートであったため、妻と子供は前の席に座り、私はその後ろの座席に座ったわけですが、隣に中国人っぽいおばさんが座ってきました。
そこまでは良かったのですが、CAさんに日本語で「ご飯が遅い!他の人は配り終えている!なぜ誰も(他のCA)あなたを助けようとしない?あなた自身に問題があるんじゃないか!」と怒り始めました。
隣に座っている私はガン無視をしていましたが良い気分はしません。
そして食後、とうとう話しかけられてしまいました(笑)
おばさんの話に付き合っていたわけですが、こんな話を聞く事ができました。
・上海人だけど日本に帰化した
・婚歴なしの独身
・日本文化が好き
・日中でビジネスをしている(社長らしい)
・日本人の働き方を全否定

【日本人とバレた時の反応】
子供を義父に預け、夫婦で買い物へ出かけました。
妻が通っていた高校の前にある食堂で小籠包と焼売、そしてビールを注文しました。
そんな時、受付のおばちゃんが、私が日本人である事に気付きました。
私が発した「谢谢」というたった一言でわかったそうですが、中国人っぽく発音してもバレるものなんですね。
でも、笑顔で迎えてくれたので良かったです。

【親族との再開】
今回は妻の一族(父の家系)が集まって食事をしました。
みんな私と子供を快く迎えてくれ、和気藹々と飲んで食ってな時間を過ごしました。
子供も同年代の従兄弟と初めて会い、言葉は通じないながらも一緒に遊んでいました。
遊ぶ姿を見てわかったのが、ウチの子は「1つのおもちゃは1人ずつ順番」で遊びますが、従兄弟の子は「1つであってもみんなで遊ぶ」を重視します。
これは日本と中国の環境の違いによるもので、どちらが良い悪いという問題ではありません。
興味深い一面だと思います。

【面子】
中国は面子の国と言われています。
一族の間でもそれは存在しているようです。
今回、日本から中国のお土産に「中華」「熊猫(パンダ)」という高級タバコを買って行きました。
なぜに中国産タバコ?と思われるかも知れませんが、この二銘柄は免税店で中国国内の半値以下で買う事ができます。
中華は義父へのプレゼントに、熊猫は親族の中でも大切な人に配りました。
ビッグブラザー(現役世代で一番年上)はプレゼントした熊猫を躊躇なく開封し、その場でみんなに分けていました。
この辺りが「ビッグブラザーとして求められる行動」なのかなとも思いました。
しかし、このような面子は非常に理解できます。
むしろ日本人が忘れてしまった大切な一面なのかもしれません。
ちなみに、日本のタバコは人気がありません。
IQOSは一部で人気がありますが、中国では販売されていないため、本体は入手できてもヒートスティックが入手できないジレンマがあるようです。

【いがぐり兄さん】
親族の中で私が一番仲良くしている親戚がいがぐり兄さん。
頭の形と髪型がイガグリみたいなので、私が勝手にそう呼んでるだけです(笑)
この兄さんは典型的な上海男性。
仕事をしながら家庭の事をしっかりこなし、稼ぎ頭の奥さんもしっかり支えます。
特に料理の腕が凄い。
営業マンという特性から面倒見が良く、時間に余裕があるためいつもニコニコしています。
日本女性から見ると「草食系男子」の部類になるのかもしれません。

【街中の中国人】
走っている車や歩いている人、スーパーや個人商店で働く人の顔ぶれを見ると、とにかく活気が凄い。
日本以上に貧富の差が大きい事も容易にわかります。
ただ1つ言える事は「みんな頑張ってる」という気持ちが伝わってくることです。
低所得者であっても腐らず必死に働き、決して目は死んでいません。
日本のようにニートがいたり自殺したり・・・なんて事は考えられません。
どのような状況下であっても生きていくために頑張り、決して腐らずに前を見つめていました。
そんな姿を見ると、日本が低迷している状況が良くわかります。
他にも伝えたい事はありますが、これ以上は私の心の中に秘めておこうと思います。

【民度】
上海と言えども民度はまだまだ低い人が多いです。
特に高齢になればなるほど民度が落ちる傾向がありました。
中国が発展する前の常識を引きずっているのか、あちこちで喚き散らかす人は高齢者ばかりでした。
ただし、若い人の民度は今の日本人以上に高いとも思います。
子供連れの人に対しては「100%席を譲る」のです。
親戚の家を訪問する際、満員電車の中で子供に席を譲ってもらったり、乗り換えた電車でも同じように席を譲ってくれる。
これは日本人も見習うべき・・・
とは思いますが、私の場合は譲ろうと思っても「セクハラ誤認」「断られるのが嫌」が怖いので、目に見えて妊婦さんであったり怪我人じゃない限りは譲らない傾向にあります。
そこまで考えて声を掛けないといけない日本・・・
どうなのかな・・・と正直思います。

【タバコ】
中国の喫煙者は70%ほどと高く、歩きタバコもポイ捨ても当たり前です。
でも、それは悪いことではありません。
日本のように無償のボランティアではなく「給料をもらって働く清掃員」が街中にいるためです。
信じられない事ですが、日本の物差しで考えてはいけない部分の1つです。
ただ、清掃員が掃除しやすいように「街路樹の幹の下に捨てる」という概念が出来つつあるようです。

ざっと、今回の帰省で感じた事を書きましたが如何でしょう。
ネタとしては上海動物園、上海雑技団、食レポの3つがありますので、書ける時に書きたいと思います。

明日は上海

 

明日はいよいよ上海帰省です。
子供は「上海じぃじに会える」と楽しみにしていますが、私は少し不安。
やはり言葉が通じないのが難点で、妻の言葉を借りれば「頭が悪くなった気分になる」というもの。
紙と鉛筆さえあれば漢字で意思疎通はできるものの、何をするにしても歯がゆいのです。
子供は中国語を聞き取って理解できるものの、「何を言ってるかわかるけど喋れない」という反応。
妻がいないと何にもできないんですよね(笑)

妻はいつも飛んでいるとはいえ、仕事ばかりで観光はほとんどしていないように思います。
高校卒業後すぐに日本にやってきた背景もありますし、結婚式の時でさえ私の家族が観光している最中に仕事で日本へ戻ったし。
上海雑技団はもちろん、東方明珠電視塔にも登った事がないそうで、今回はやっと夫婦で観光できそうです。
っと言いたいところですが子供もセットです(笑)
本当のお話として、私が妻と上海で2人だけで行動したのはわずかな時間で、近所の肯德基(ケンタッキー)と沃爾瑪(ウォルマート)、全家(ファミリーマート)へ出かけたくらいです。
ほぼ妻の実家で飲んで食って中華(タバコ)を吸ってました(^^;

今回の大きな目的は、親族との再会です。
両親はもちろんですが、親族の絆が強い中国人ですからね・・・
私もその中の1人として参加します。
カバンにはたくさんのおもちゃやお菓子など、Made in Japanの品を詰めて旅立ちます。

健康管理に注意しつつ、キチンと休みながら行事を遂行したいと考えています。

東京ディズニシー プライベート・イブニング・パーティー

 

友人のK氏に頂いたチケット4枚を手に行ってきました。
人生初の夢の国へ(笑)
私はもちろんですが、妻と子供と妻の友人Mさんの4人。

2500組の5000名とはいえ、園内はすごい混雑でした。
19:30開園と言いながら、ゲートの荷物検査を通過した段階で19:45という・・・
とにかく限られた夜の時間内で、どれだけアトラクションに乗れるかが肝なんですよね。

感想としては「シーは大人向けと言われていたけど、個人的にはUSJの方が楽しいと思う。コスパ的にも。」といった印象。
また、時を同じくしてディズニーランドのパワハラ問題などが脳裏を過ぎったためか、感情移入が難しい一面もありました。
とりあえず子供が喜んでくれたので良しとしましょう。
他に感じた事としては、歩く距離が長いこと。
1つのアトラクションを終えて次へ行くのに10分は歩かないといけない。
それにプラスして並ばないといけない。
いくら待ち時間10分と言えども、歩く時間と合わせて20分かかるわけで、これが苦痛で仕方ない。

なんていうのかな・・・
夢の国というより、人間を観察する施設(動物園的な)にも感じました。
正直なところ、3000人くらいに制限しないと本当にシンドイです。
ショーに関しても大の大人が先頭を占拠するため、小さい子供は見る事ができません。
私も子供のために長時間抱っこしましたよ(笑)
それなりに楽しめましたが、子連れには厳しい施設かもしれないなぁ・・・

でも、これだけははっきり言いたい。
チケットをくれたKさんありがとう!!
通常時であればもっと混雑しているらしいので、それを考えれば凄いチケットなんだなと思います。

独身の日

 

11月11日は中国の「独身の日」ということで、値引きセールが開催されました。
日本ではYahoo!ショッピングが「いい買い物の日」として行いました。
そのため、去年に引き続き我が家も買い物を・・・

今回買ったのは2点。
最初の1つは二胡ケース(カーボン製)
国内では安物or良いものでも転売ヤーから購入するしかないため、またしても淘宝網で買いました。
10日後に上海へ飛ぶため、妻の実家に送って直接持ち帰る予定です。
日本国内でカーボン製の二胡ケースは出回ってないためレアです。
とは言っても誰かに見せるわけではないのですが、紫檀二胡にふさわしいケースが欲しかったわけです。

次はソファ。
10月28日だったかな、大塚家具へ行ってガッカリしたため、「ニトリ」でソファを買うことにしました。
ニトリには「安かろうそこそこやろう」という印象しかありませんでしたが、昔に比べて良くなっているという噂があるため行ってきました。
いつもならウィラ大井のニトリへ行くのですが、今回はあえて鶴見にある店舗へ行ってきました。
パッと見、1万円台後半〜20万円クラスのソファが豊富です。
価格もバリエーションも大塚家具に勝るわけですが、正直な感想として「品質も悪くない」と感じました。
とはいえ、まだニトリに対する私の偏見がないわけではないので20万クラスは選びませんでしたが、木材フレームにスプリングコイルの座面を使ったソファを買いました(長期間の保証もあるし)
しかし!!
店舗ではなくYahoo!ショッピングのニトリで買いました(笑)
私の場合はポイント18倍というサービスタイムでしたからね、2割引に近い価格になるわけですよ(普段は12倍、5のつく日で16倍)
配達料はもちろん、妻が使っていた古いソファの処分料を合わせても大きなプラスが出ます。
 
まぁ、ここ最近は家計が結構苦しい状態で無理はできません。
お買い物は計画的に(笑)

人が良すぎる親友

 

東京にきて6年2ヶ月あまりが経過しました。
仕事の関係者以外での友人は0でしたが、今年の4月24日に出会った神戸在住のKさんという男性と非常に仲良くしています。
もちろん普段は会えないわけですが、ほぼ毎日WeChatで連絡を取り合っています。
今までの人生の中で「ずーっと親友でいたい」と思ったのは彼だけかもしれません。
それほど彼の性格、人間性が素晴らしい。

元々、Kさんは中国に留学していた事もあり、大阪で日中貿易の仕事をしています。
お互いに中国に縁がある事から意気投合したわけですが、彼は私に中国出張土産のお酒を送ってくれます。
関空を降りてすぐに。
しかも、今まで送ってくれたお酒も「貴州茅台酒、摘要、五粮液」などの高級酒がズラリ。
フリマなどで売れば高値になるにも関わらず、私に送ってくれます。

あまりにも申し訳ないので、私も宮内庁で購入したお酒などを送ったりしましたが、そもそもの額が違いすぎます・・・
そして更にはディズニーシーのチケットを4枚送ってくれました(5000人限定の貸切チケット)
もうね、普通ではありえないほど良くしてくれるため、「ちょっとどうしようか」と本気で悩んでいます。
Kさんはいつも「頂き物なんで」「おすそわけです」と言います。
そして「またどっかでいい事が返ってくるはずなんで(原文のまま)」とも。

でもね・・・
貴州茅台酒は淘宝網で1本あたり2000元(日本円で3,3000円ほど)
最近送ってくれた摘要(1箱4本入り)は、淘宝網価格で4500元(日本円で73,000円ほど)です。
いくら頂き物でもこんな超高級酒を貰って「ありがとう」だけでは済まされないですよね。
ディズニーシーの貸切チケットも凄すぎでしょ。
 

この恩はしっかりと返さないと罰が当たります。
頂き物・・・とはいきませんが、焼酎と日本酒に限定すると「プレミア酒が手に入る環境」ではあるので、次回入手分を彼に送りたいと思います。
焼酎と日本酒、まずどっちが好きかを聞かないといけませんけどね(笑)

写真はディズニーシーのチケットと摘要の写真です。
摘要の前に置いてある黄金葉というタバコは、妻が中国のお偉いさんに貰ったタバコで、なんと1本200円もするそうです。
つまり1箱4000円www(ツッコミどころ満載)
その下の緑の箱は妻が買ってきた葛湯です。

皇居

 

人生初の皇居へ行ってきました。
受付で名乗るとリスト照会をし、宮内庁警察の方が先導して指定の場所まで案内してくださいました。

その間は一切の無言・・・

無言のまま桔梗門を通過します・・・

建物の影響なのか、警備の影響なのか凄い威圧感がありました。
とにかく警備が半端ない。
ず〜っと何かしらの視線を感じます( ゚Д゚)ヒョエー

おぉぉぉ!!
コレが宮内庁かっ!!
やっぱり警備すごっ!!
中から外を見るとこんな風景なのか!!
ココはテレビで陛下がお歩きになっていた場所だ!!

などと、心の中で大絶叫(笑)
昭和天皇を崇拝していたじいちゃんが生きていたとしたら、ぜひこの場所に連れてきたかった。
泣いて喜んだだろうな・・・という気持ちにもなりました。

私の実家、上海の実家、友人らへのお土産を買いましたが、総額2万円ほど。
凄い重量で大変でした。

写真は複数撮影しましたが、当たり障りのなさそうな数枚だけを掲載します。