新型コロナウイルスの影響でマスクが買えない事態になっていますね。
私も可能な限り定価以下で買えるように努力はしています。
自分の分は数ヶ月分あるので問題ないのですが、問題は上海の親族用。

中国人の爆買いであったり、中国への支援物資として送られる事もあるため、日本人としては「自国民用はないのか」という批判が出るのは当然のことだと思います。
しかし、私のような日中国際結婚の場合は微妙な立ち位置です。
私にも中国の親戚が出来たわけで、困っている親戚のために力になりたいと思う気持ちは強いです。
混乱に乗じて高値転売する輩は論外としても、私のように「中国に親戚がいる家庭」はかなり存在すると思います。
「親族への支援物資だけは悪く思わないでくれ」と感じています。

そして、
実際に親族チャットで「集めたマスクを送る」と告げたところ、多くの事が見えてきました。
とにかく上海人の民度は高いなと・・・

【中国人の場合(上海の親族に限定)】
・もの凄く喜んでくれている
・マスクを集めた私と私の両親に感謝してくれている
・改めて私を家族の一員として迎えてくれている事を知る
・マスクは年上の人から分配し、決して我先にと口を出さない
・受けた恩は忘れない(ココ重要)

しかし、
EMS等の国際郵便が遅延しているため、一般的にはすぐに届けられないのが歯がゆいところです。
実際に、知り合いの中国人は1月末に四川の実家にマスクなどの支援物資をEMSで送ろうとしましたが、2月8日の段階でも川崎の郵便局で止められたまま空輸出来ていません。

ところが、私の妻は本業でないとはいえ通関士でもあります(日本の難しい資格をかなり持っている)
その天才的な頭脳で「ある方法」を思いつき、2月8日の土曜日の午前中に支援物資を車に乗せて家族3人で某所へ。
そして発送の手続きを終えました。
結果としてEMSより安く、かつ当日の飛行機に乗せて親族宅まで運んでもらえることに。
当日の飛行機ですよ??
もちろん個人で中国へ行く人に運んでもらうなんて手段ではなく正規ルートです。
結婚当初からずっと「只者ではない事」くらいはわかっています。
しかし、平然とした顔で困難を乗り越える頭脳はマジ半端ない。
私だったら親族を待たせる事になったとしてもEMSで発送していた事は間違いない。

そんな妻と出会って8年目。
妻から多くの事を学び、そして吸収してきましたが、それでも到底敵う相手ではありません。
むしろどんどん離される。
努力ではどうしようもない格の違いがあります・・・
そもそも一般人とは発想(ピラメキ)が違いすぎる。
ココまで圧倒されると気持ちよく負けを認められます(苦笑)

私も新しく入社するデザイナーさんとタッグを組んで一発当てたいなと思っています。
良い仕事ができる環境は整ったはず。
これを活かすも殺すも私次第ということで、私は私で努力したいと思います。
一瞬「運用でカバー」と書こうとしましたが、マイクロソフトの澤円氏が「運用でカバーしてはいけない」という趣旨の話をし、私も「確かにそうだ。今までの俺は間違ってた」と気付かされました。
「運用でカバー」ではなく、「運用でカバーしなくても良いシステムを作るのが俺の仕事だ」という事を肝に命じてエンジニア業を続けようと思います。