映画 HUGっと!プリキュア・ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ

 

昨日、T・ジョイ PRINCE 品川で「映画 HUGっと!プリキュア・ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ」を見てきました。
今さら隠すことも無いかと思うのですが、私はオッサンになってもプリキュアが好き(笑)
仕事が忙しくて見ていない作品もありますが、映画はほぼ全て見ていると思います。
そんな中、かなりワクワクして見てきたわけです。
映画館は小さな女の子が多いかと思いきや、私のようなオッサンや少年も多かったです。
プリキュアが少女アニメの枠を超え、パパ&ママや少年にまで大人気というのは嘘ではないようです。

で、ざっくりとした流れですが・・・(ネタバレあり)
序盤は巨大ザケンナーが横浜の街で大暴れし、キュアブラックとホワイトの戦闘から始まります。
巨大ザケンナーを倒した後、今回の主敵であるミデンが現れ、シャイニールミナスがバリアを張って攻撃を防ごうとして・・・
といったところでHUGプリメンバーのシーンに切り替わります。
これ以降、ザケンナーは一切出てこず、ミデンとの戦いになるわけですが、なぜザケンナーが横浜に現れたのか等の経緯も最後まで不明で終わります。

HUGプリメンバーのシーンでは、キュアブラックとホワイトが合流してミデンと戦います。
シャイニールミナスがいなかったため、序盤のシーンで子供にされてしまったと想像できます(記憶を奪われる)
そして、キュアエールとキュアブラック以外が子供にされてしまいます。
#なぜアンドロイドのキュアアムールまで子供になるんだ??(と思ったら負けかもしれない)
キュアホワイトがやられてしまったこの時点で、キュアブラックは変身が解け、生身の「美墨なぎさ」に戻ります(1人でプリキュアになれない)
絶対ピンチの状態で自力でほのか(キュアホワイト)の記憶が戻り、キュアエールとキュアブラック&ホワイトの3人で「記憶を取り戻す戦い」が始まります。

記憶を奪ったミデンの正体は「アナログカメラ」。
キュアホワイトが「幻のMIDEN マークⅡというカメラで、製造された直後に会社が倒産し・・・」という話をします。
この辺りでミデンが使われることなく寂しく眠っていたカメラの幽霊という扱いなんだと感じます。
ミデンがプリキュアを襲う理由としては「楽しい思い出をカメラに収めたかった。でもそれができなかったから記憶を奪っちゃえ」という理論です。
しかし、幽霊になった経緯等ついては最後まで説明がなく釈然としません。

そして後半。
ミラクルライトで子供にされた歴代プリキュア達を本来の姿に戻すという急展開が・・・(正確にはミラクル♡メモリーズライト)
いきなり子供にされた歴代プリキュアが本来の姿に戻り、総勢55人のプリキュアがミデンの分身体と戦い始めます。
正直、強引な急展開のため意味がわかりません・・・
さすがに55人の変身シーンは端折られてましたけどね(以前のオールスターズでは全キャラの変身シーンがあり、それだけで時間を費やして疲れた)
最後はキュアエールが「これから新しい思い出を作ろうよ」的な感じでミデンを説得し、アナログカメラで歴代プリキュアの団欒を撮影して終わり。

ストーリーだけで言えば、これまでのプリキュア映画の中ではトップクラスの駄作。
CGを駆使する試みは評価できますが、ストーリーの悪さや設定の不完全さが残念でした。

ムビチケのカードを見直してみると・・・
「HUGっと!プリキュア・ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ」なんですよね。
Max Heartの表記はないのです。
シャイニールミナスが序盤でやられたのが今になって納得(笑)
あくまで、HUGっと!プリキュアと初代プリキュアの作品で、他のプリキュアは本当におまけ程度の映画でした。

大人がガチで見るには疑問点が多々ありますが、深いことを考えずに見るには楽しめると思います。