私の日記がレバテック社の記事に掲載されました。

社内SEの実情に迫る!
社内SEって実際どうなの?仕事内容や実体験が書かれた記事まとめ
https://career.levtech.jp/guide/knowhow/article/340/

掲載依頼については「どうぞどうぞ」という感じでOKしました(笑)
っと言いますのは、
裁量労働やみなし残業の名の下に、過酷な労働環境で身体をぶっ壊すエンジニアを数多く見てきたからです。
努力がお金になって還元されるのであれば、まだやり甲斐もあるでしょう。
しかし、国会やニュースでどんなに叫ばれてもサービス残業はなくならず、社員を酷使して「壊れたらポイ」という会社ばかりというのが実態です。
以前の私がそうであったように、「過酷な労働で苦しんでいるエンジニアさんの後押しになれば」という気持ちがあります。

今回、商社の社内SEとしてどんな仕事をしているのか詳しく書いてみようと思います。
たぶん私は他の社内SEとは違います。

【単なる社内SEで終わるつもりはない】
今の会社の面接時、私が社長に言い放った「単なる社内SEで終わるつもりはない」という言葉があります。
社長も当時は驚いたかもしれませんが、その言葉が採用に結びついたと思っています。
この言葉の真意は「外貨を稼げる社内SEになりたい」というもので、インフラエンジニアの経験を活かして稼ぎたかったのです。
また、インフラエンジニアだからこそのプライドもありまして、「そこらへんの社内SEと一緒にすんな」という気持ちも実際にはありました。
面接でありながら入社後のビジョンを熱く語り、社長もそれに賛同したので今があると思います。
そして現在、社内SEだけどITの技術責任者としてお客さんのインフラまで構築運用していたりと、ちゃんと外貨を稼げる社内SEになっています。
私が考える理想の「スキルアップも出来る社内SE」の完成です(笑)
(笑)と付けてますが割とマジでそう考えていました。

【外注を頼らない・自社で出来ることは自社でやる】
インフラエンジニアというのは、良くも悪くも多くの経験をしています。
ハードウェア・ネットワーク・プログラムなど、得意不得意はあっても一通り経験しているはず。
入社した段階で真っ先にやったことが外注の仕分けで、余計な契約はバッサリ切りました。
やり方を間違えないようにする必要はありますけどね。
また、「自社で管理しないからこそ良いもの」もありますが、自社でないからこそ困るものもあります(ログをすぐ確認したい等)
そのため、ホスティングサーバは私が構築し、グループ会社やお客様にも提供しています。
上流工程から下流工程までやるので社内SEっぽくないかもしれません。

【開発】
入社した当時は私のへっぽこ技術で開発をしていましたが(今でもやってるが)、今は部下がやってくれるので割合が減ってます。

【仕入れ管理や契約】
基本的にITに関することは私の許可が必要です。
数千円のものであっても可能な限り仕入れの安いところから買うようにしています。
数百円差であれば付き合いのある会社で買うこともありますが、そうでない場合はシビアに見ています。
購入後はしっかりと管理システムを用いてコスト管理をしています。

【電話や打ち合わせ】
技術責任者という肩書きのため、どうしても色んな人と会話をするしかありません。
コミュニケーションは相変わらず苦手です。
最近はそれでも「一所懸命伝えようとすればわかってくれる」と思ってやっています。
頭で思っている事を文字にすると「立派な文章を書くね」と言われるのですが、口で伝えようとすると「何いってるかわからない」となるんです(笑)
以前からある程度自覚しているのですが、アルペルガー症候群かもしれません。

【運用・管理】
エンジニアの仕事というのは作っている時は楽しいものですが、運用のフェーズになるとストレスが溜まります。
ほとんどが「修正作業」ですからね。
大切な仕事なのですが「普通に使える状態を維持する事」が評価される職場はIT業界でもさほどありません。
インフラエンジニアの「やり甲斐のなさ」はココなのかもしれません。
社内SEも同じですが、専業でやるほどの割合ではないのでポイントだけを抑えてやっています。

【サポート】
社内SEはある意味「何でも屋」なので何でもやります。
ググレカスな質問を受けても平穏を装います(笑)
とはいえ、問題が解決した時の「ありがとう」という言葉をもらうと嬉しいです。

ざっくりと社内SEとしての仕事内容を書きましたが、どこの社内SEも似たようなものかもしれません。
ただし、IT業界の社内SEはインフラエンジニアほどではないけれど、夜遅くまで(サービス)残業をしたり、休日出社もしていました。
やはり社内SEは社内SEでも異業種が良いのかもしれません。
技術的にはプログラマー出身でもインフラ出身でも問題ないでしょう。
逆に技術力を無駄に持て余すかもしれません(笑)
今まで培ってきた技術にプライドと誇りをもっているのであれば、私のように外貨を稼ぐ社内SEという道を模索しても良いかもしれません。

参考になればと思います。