買い溜めと平和ボケ

「日本人は有事の際に紙を買い込む」という意識が私の中にあります。
DNAに刻まれているレベルだと思います、たぶん。
そんな中、私も香港で紙がなくなるというデマが発生した際、「日本にも飛び火するに違いない」と察し、既に先手を打っていました。
マスクや消毒液が枯渇する時も同様に素早い行動を起こしていました。
例えデマであっても、今必要な分が無くなると困るわけですから、悲しいかな自分も買っておかねばいけません。

重要なのは情報、そして連想です。
仕事でもそうですが、些細なことでも情報を仕入れる心構えが必要です。
特にネットの情報は常に目を通しておく事が必要で、テレビや新聞で報道されてからでは遅いのです。

さて、
2月29日と3月1日の土日、いつも通りスーパーへ行きました。
そこで目にしたのは食料すら店頭から消え始めている現実。
紙類だけでなく、冷食やカップラーメンなどの食料品も店頭から消えていました。
日持ちしない生鮮食品だけは大丈夫といったところでしょうか。
今はまだ安売りをするスーパーに限った事であり、コンビニレベルではまだ大丈夫ではありますが、まさかココまでの騒ぎになるとは思いませんでした。

次に、
土曜日に安倍総理が会見しましたね。
私個人としては大いに納得しましたし、国のリーダーとして頑張った会見だったと思います。
一方、それに対して批判的な報道や一般人の声が多々あったのも事実。
しかし、誰一人として「○○すべきだ」とは言いませんでした。
国民全員が満足する答えは100%不可能で、かつ未知のウイルスに対しても明確な答えが出せるはずもない。
そのような緊急事態で総理が頭を下げてお願いしているのですから、批判するのではなく一緒に考えてみてはどうだろうか。
他力本願で自己中心的な日本人が多すぎて萎える。
そんな日本国の中で声明を出した安倍さんは偉いと思う。
桜がー!人事がー!等の問題もあるかもしれませんが、今は命を守るために全員が同じ方向へ進まないといけない。

今後、暖かくなればコロナウイルスも終息すると思いますが、
この平和ボケした日本に一石を投じたという意味ではありがたいウイルスだったようにも思います。
ココまで感染者が増えてもボケボケなので、まだ広まらないとわからないのかもしれませんが・・・
それほど日本人はバカになってしまった。
残念で仕方ない。