人を雇うという事

先週面接をしたデザイナーさんですが、無事に内定通知を出しました。
そして、入社してくださる事に。
この瞬間、本当に嬉しかったですよ。
会社はもちろんですが、一緒に働く事になる私も選んでもらったわけですから。
上司らしい上司になるつもりはなく、同じ仲間として先輩として、同じ目標へ向かって日々精進していけたらいいなと思います。

人生で初めて全てを担当した今回の求人では、一般的な企業と違って「自分の言葉」を大切にしました。
ありきたりな求人票ではなく、会社から見れば数多くの余計な事を書きました。
前職で痛い目に遭ったからこそ、「実際はどうなのか」を強く伝えたいと思い、良いことも悪いことも書く事にしたのです。
入社後に覚悟すべき点であったり、私が一度退職を考えたけど思いとどまったエピソード等。
良い事ばかりを並べる会社が多い中、かなり冒険したと思います。
そして、働きやすい環境を作るために制度にも手を加え、ホワイト企業に限りなく近付いたはずです。
「自分自身が求職者の立場だったら」という気持ちを前面に押し出したため、決して万人ウケはしないけど、ハマればハマる求人票になったと思います。

結果として、希望する条件(それ以上)のスキルと人柄を持つ女性を採用できたわけですが、それで喜んで終わりではない事もわかっています。
これからが勝負です。
自分で選んだ人なのですから、「デザイナーさんの人生を左右させる事をした」「だからこそ後悔させてはならない」という意識が強くあります。
もしかすると、その経験をさせるのが社長の狙いだったのかもしれませんけどね。
そういう人ですから。

それ以外にも勉強になった事があります。
会社が求人に掛ける費用。
これってバカにならないんですよね。
私の時はリク○ートのエージェントだったので、年収の35%を成功報酬として支払ったそうです。
今回はそこまでの費用ではありませんが、個人的には安いものではないと言った感じ。
これは求職者からは見えないものであり、まさか本当にそれだけの費用を掛けているなんて知りませんでした。
ただ、ハッキリとわかったことは、一般人にはない「特殊スキル」を持つ人を雇おうとするのであれば、それなりの費用が掛かるという事。
私が上京した時に思ったことですが「ハロワは失業保険をもらいに行くところ」であり、探しても良い求人がないのです。
あったとしても他社に常駐する仕事ばかり(ある意味派遣と同じ)
自社の人間として腰を据えて長期間働けるような会社は見あたりませんでした。
むしろ、良くその条件で掲載を許可してるなと思う求人が多々・・・
なのでハロワで募集することはしませんでした。

求人掲載から約1ヶ月(実際に活動したのは2週間ほど)
無事に求人掲載を終了しました。

写真に意味はありませんが、とりあえず本日の日付を。