インフラエンジニアから社内SEになったのは過去の記事の通り。
月日が流れるのは早いもので、社内SEになって5年です。
色んな事がありました。
商社の社内SEとしてデビューして5年。
今現在、そこそこやり甲斐を感じています。
IT業界のエンジニア時代と比較して一番違うのは「感謝の言葉」です。
私のお客さんは基本的に社内の人間(9割くらいかな?)
全国の各支店から、簡単な事から難しい事まで様々な依頼が飛び込むわけですが、最後は必ず「ありがとう!」と言われます。
また、相手が社内の人間だからこそ「他の社員:アホや思われるかもしれんけど教えてくれる?」「私:えぇ?またですか。ちったぁググってよw」というフレンドリーな会話が飛び交います。
何気ないやり取りに思われるかもしれませんが、特に「ありがとう」という言葉は本気で嬉しい。
これは社内SEだからこそ毎日頂ける言葉だと思います。
また、遅くても19:00に全員が退社する環境も助かります。
ウチの会社は私以外にもエンジニアが多数在籍しています(CAD系とか設備系とか)
しかし、部署によって帰れないという事はなく、残業しても例外なく19:00の退社が義務になっています(ビルから締め出される)
この風習は本当にありがたく、長時間労働で体調を壊す事もありません。
それでいて収入も前職とは比較にならない(比較したら失礼)ほど頂いています。
もちろんそれで満足せず上を目指したいですけどね。
今まで色んな会社に勤めてきましたが、今の会社が一番モチベーションを維持できています。
その理由として頭に思い浮かぶのは下記理由です。
・社畜を装う必要がない
・経営陣に異を唱える事ができる
・40歳になったけど、まだモノづくりの前線にいられる
・意思決定権がある
・決済権がある(毎月の予算の範囲内であれば自由)
・長時間労働ではない(トラブル時は別だが)
・福利厚生がIT企業と比較してだいぶ良い(退職金制度・住宅手当・子供手当・会社が会社のお金で生命保険に加入してくれるなど)
逆にメンドくさいと思う仕事もあります。
「そんな立場になったんだ」という意味で頑張りますけどね。
・部下の勤怠管理、給与計算
・販売管理や納入納品、在庫管理、お金の計算など
ここまでザーっと書いてきましたが、5年が経過した今でも「脱IT業界」は正解だったと思っています。
さらにいうと「社内SEになって正解」でした。
最終的には「会社による」となってしまうのかもしれませんが、それでもIT業界のエンジニアとして今後に不安を感じている人がいれば社内SEをオススメしたい。
ITの技術を求めているのはIT業界だけではない。
本当に社内SEは狭き門かもしれない。
でも、チャレンジする価値はあります。