みなさん「木嶋浩史」という歌手をご存知でしょうか。
写真はANGELSというアルバムで、やっと手に入れました!!

私が木嶋浩史というアーティストを知ったのは13歳の中学1年生の頃(1990年くらいかな)
某競技の県大会に出場後(二回戦敗退)、長崎の西洋館にあったCDショップにレンタル落ちとして並んでいたのが、木嶋浩史の「THIS IS THE SEA」というシングルでした。
中古とはいえ、なぜかジャケ買いしたんですよ。

私はマセガキであったため、小学校3年生の時にはTM NETWORKのCDを買い漁ってましたし、BOOWYも聴いていました。
そんな少年だった私が「THIS IS THE SEA」を初めて聴いた時は衝撃的でした。
いろんな意味で。
尾崎豊にカジュアルな歌をカジュアルに歌わせたような印象すら受けました。
「ひとりじゃなくって二人が良いに決まってる」から始まる臭い歌詞と、変に力が入った歌声。
身体を斜めにしながらレコーディングしたんじゃないかと思うほどのクオリティ。
しかし、なぜか癖になるんですよ、シンプルなリズムも。

そしてまもなく「THIS IS THE SEA」のシングルを紛失。
木嶋浩史という名前も完全に記憶から消えました。
覚えているのは「THIS IS THE SEA」というタイトルとジャケット写真、そして「ひとりじゃなくって二人が良いに決まってる」「へい!美しいものはどこにある」「今まで川に流されていた。ここからは海だよTHIS IS THE SEA」とう一部の歌詞。

インターネットが普及した現代においても、全く「THIS IS THE SEA」の情報が掴めませんでした。
歌詞がカラオケサイトに載っているわけでもなく・・・
そもそも歌手名すら覚えてないので打つ手がありませんでした。
なので私の記憶に残された曲の一部を口ずさんで39歳まで生きてきましたさ。

「THIS IS THE SEA」のシングルを紛失して26年が経過した2017年の8月31日。
調べに調べて木嶋浩史という歌手にたどり着き、「THIS IS THE SEA」というタイトルが入ったANGELSというアルバムを入手しました。
さっそくプレーヤーで再生すると、26年前に聴いた曲が流れ始めました。
もう泣きそうなくらい嬉しくなりました。

今聴いても特別秀逸な楽曲というわけではないのに、中毒性がヤバい。