ニッカ セッション

先日、我が家にもニッカ セッション(ブレンデッドモルトウイスキー)がやってきました。
名前は伏せますが、1本あたり定価よりも500円ほど安い値段で販売してくださるお店があり、そこで6本購入させて頂きました。
発売当初から評判が良かったですからね、間違いないと思って購入したのです。
飲んだ感想を一言でいえば「当たり」
甘いウイスキーに仕上がっており、バニラ系・柑橘系を感じつつ、余市が顔を出してくるみたいな(笑)
ベンネヴィス感も良くわかりますが、一口飲めば「間違いなくニッカの味だ」と感じられます。
飲み方は個人的にストレート一択。
テイスティンググラスで飲んだ方が香りも味も楽しめると思います。
価格的にも合格点。
青いボトルやラベルも個性的でいい感じ。

既にプレミア価格で販売している酒屋さんや転売ヤーが多数いますが、プレミア価格で購入なら「海外ウイスキーを買うかな」と思います。
定価3800円程だからこそ映えるボトルであるわけで、数千円も上乗せした価格で買うほどではないかなぁ・・・
系統は全く違いますが、6000円を超えてくるとシングルモルトのラガヴーリン16年等も買える価格になってくるわけで。
そういう事を考えると、最近はジャパニーズウイスキーに手を出したくないんですよね。

以前からウイスキーを嗜む身としては「マッサン」が放送された事が本当に悔しい。
私の保管庫に眠る竹鶴や余市が気軽に飲めない酒になっていますから。
竹鶴12年は2000円で買いましたし、竹鶴17年も5000円で買ってたんですよ?
余市(NA)なんて1500円あれば買えていたので常飲していました。
ブラックニッカ8年も1300円くらいだったかな。
数本ストックはしていますが、「ジャパニーズウイスキーならニッカ」と決めている私には今のウイスキー市場にウンザリしているのです。

話が大きく逸れましたが、
終売や休売、ノンエイジ化と値上げ、増税までもが相次ぐ日本のウイスキー市場において、「ニッカ セッション」は満足度の高いボトルでした。
定価で買えるのであれば売れるでしょうね。
今後も買えるのであれば、私も常備酒として複数本ストックしても良いかなと思うほど面白い味だと思います。

個人的に「ここ数年のジャパニーズウイスキーは味と価格が見合わない」という考え方から、最近は敬遠していたのですが、「さすがはニッカ」と言ったとことです。
ただ、普段飲み用としてのブラックニッカ(クリア)も安酒でありながら一定のクオリティを保てていますが、このクラスの酒は改悪してほしくないですね。
安ウイスキーについてはホワイトホースやティーチャーズ、マリーボーン、バランタインあたりのクオリティが高いため、わざわざジャパニーズの安酒を買う意味がわからなくなっていますし。
ブラックニッカだけはたまに飲みたくなるんですけどね(笑)